三代目日記

畳の新調・畳の表替・琉球畳 岡峰畳店
畳の新調・畳の表替・琉球畳 岡峰畳店
  • マイページ
  • カートに入れる
  • お問い合わせ
  • 畳の新調
  • 琉球畳・縁無し畳
  • 畳の表替










14歳の挑戦で、課題を出しました。
中学校で利用してもらえる作品(用途は自由)を協力して作る。
というものです。

どんなものを考えるか、楽しみにしていたところ、
予想もしないものを作りたいと言い出しました。

「畳でサッカーボールのようなものを作りたい。」

えっ!?サッカーボール!?
‥これは、衝撃!!

その後、
悩んだ末、色々と形を思案した結果、
行き着いたのは、

正十二面体!

正五角形を12枚組み合わせた多面体。

凄い、思いもよらない発想!

畳で作るからには、『アート作品』だけど、機能性も備えた
『畳座布団』として使える(脱着式の)ものを作ることに。

しかし、正五角形を12枚作るのは、かなり、大変です。
畳床を切り出す、畳表を切り出す、畳縁を付ける。
どの工程も、五角形ということで作業は容易ではありません。

ここで、4人のチームワークが光りました。
それぞれの得意な作業に分担し、
一枚一枚を着実に仕上げていきます。
疲れも、ピークを迎えていましたが、声を掛け合いながら、
最後の一枚まで笑顔を絶やさずに製作。組み立てへ。

組み立て始めると、思ったより大きいものになることが判明。
中に人が入れるくらいの大作に。

完成の瞬間が近づきます。
上、下のパーツを完成させ、2つのパーツをピタリと合わせると、

〝 畳の正十二面体が完成!!〟

ここに、史上初、世界初の作品が誕生しました。

みんなの歓声と拍手の中、感動‥。

今回、14歳の挑戦を通して、
素晴らしい体験を「私が」させてもらいました。
最後まで、挑戦してくれた4名のみんな、ありがとう。










今回、初めて「14歳の挑戦」を当店でも実施することになりました。
畳店を希望する生徒がいるのか不安でしたが、
4名が当店にやって来ました。
4名も!うれしい!

先ずは、日々行っている仕事を そのまま 体験(挑戦)することに。

〝畳の表替えに挑戦〟
実際に表面が傷んだ畳を部屋から引き取り、工場で張り替え作業を行い、
部屋に納めるまでの全工程に挑んでもらいました。

生徒にとっては、何から何まで初めてづくしの 表替え ですが、
どの作業も、飲み込みが早い。
4人のチームワークが素晴らしい。(4人は同じ吹奏楽部だそう)
こちらの想定以上のペースで工程をこなしていきます。

さすがに、畳包丁や逢着機の取り扱いは、おっかなびっくりでしたが、
それも徐々に慣れていき、最後は仲間同士で助言しながらやり遂げました。

そして、自分たちの手で仕上げきった、真新しくなった畳を納品する時が。

うまく納まるのか、不安そうでしたが、
ピッタリとお部屋に納まると、自然と歓声が。
めっちゃ綺麗! いい香り! 私の部屋も表替えしたい!
との声が口々に。
なんだか感動‥(涙)

14歳のみんなに、笑顔になる たたみの原点 を学んだ気がしました。^ ^

残りの期間も頑張っていこう!!





「一番草」とは、刈り取りしたイ草の中で、最も草の質が良いものを
厳選して、丹精込めて織られた〝農家さん自慢の最高級品〟です。

充分な草丈、美しい色味、細やかな織り、艶。
写真では、小松表特有の弾力と、上質な香りをお伝えできませんが、
畳職人がホレる畳表です。

職人歴48年の父は、小松表が農家さんから届くと、
きまって、プレゼントを手にした子供のように急いで梱包を開け、
小松表を見つめ、ニンマリします。^ ^





八代南部、金剛地区。
この辺りは天保年間、1840年頃の干拓により、広大な農作地が広がっています。
その中ほどに天津さんの作業場があります。
天津さんは作業場前の休憩所で、もてなしてくださいました。

畳表の最高褒賞を受賞し、各賞を総なめにしている
天津さんのお話は興味深いものばかりで、
時間の経つのを忘れ話し込んでしまいました。

『い草(畳表)は自分の娘。』
手塩にかけて、大変な苦労をして育てた娘(い草)を
お化粧して(天然染土で泥染めして)お嫁に出している。
いつもそんな気持ちでい草を送り出している。

『今年のい草はどう料理しよう、‥もう頭の中にある。』
料理するとは、
刈り取り、泥染め、乾燥 のタイミングや時間、温度調整のこと。
どの様に一連の行程を踏んでいくのか。
永年、い草と向き合ってきた時間と経験からの言葉。

い草の状態によって、最適な調理法で料理する。
同一ではなく、僅かな調整をどうするか、天津さんにだけ見えている。

刈り取った い草は天然の染土で泥染めして乾燥の工程に入ります。
泥染めすることで、い草の鮮やかな緑の基である、葉緑素が守られ、
乾燥を経ても、優しい色味の青畳となります。
また、泥染することで、乾燥が均一に進み、
い草の爽やかな香りが醸成されます。

乾燥の温度や時間がほんの少し変わるだけで、
仕上がりが全く違う。
今年の、この田んぼのい草は、こういう風に料理しよう!
自然と、頭に浮かび、早くやりたくてしょうがない様子。

天津さんは、自宅前の一番青々とした植木を指差して、
今度のい草は、あの葉の色をめざしている。
もうすぐできそうだ。と満面の笑み。

い草を自由自在に操るマエストロは、
研究熱心で、向上心の塊。
もう一人の、レジェンド天津氏は、天才肌のい草職人。

沢山のお話を聞かせていただき、誠に有難うございました。





 

 
富山市問屋センターにて、最先端のITサービスを提供する
企業が集結して、展示会が開催されました。
その中に、「畳のオフィス」 〜 畳のある空間で集中力アップ 〜
をテーマに出展させていただきました。

い草の香りには、集中力を高め、自律神経を安定させる効果があります。

静かな佇まい、凛とした空間の中でオフィスワークを行う。
気分転換は勿論、作業効率アップ。新しいアイディアの創造にも繋がります。
すでに、世界的大企業の中には、畳空間をオフィスの一部に取り入れているところが
いくつもあります。Google、楽天、LINE、日本オラクルなどなど‥。

実際に畳のオフィスを体験していただきましたが、
い草の香りに包まれながらのオフィスワークは
仕事だけれど、仕事でない様なリラックス感と、
落ち着いて作業ができて集中できると、高評価。

今回、使用したのは熊本、八代の藤田豊氏の畳表。
皆さん、この〝い草の香り〟を大絶賛 ‼︎

い草の香りの 力 を、改めて感じました。
少しづつでも、この魅力を伝えていこう。
気持ちを新たにした展示会となりました。

主催者様、来場者の皆様、有難うございました。

pagetop